自然が基本です。

 近年世界的規模での環境問題がクローズアップされる中で、年々その世界的立場の重要性を高める我が国においても、環境問題は社会的問題として重要な地位を占めます。

 とりわけ、“水のくに”日本では、従来より豊富な地下資源である水をバックにその産業を発展させてきました、ですから、汚水処理問題は環境問題の重要テーマの一つであり、この問題を解決しなければ企業の発展は勿論、その社会的立場にも影響を与えかねないのです。企業での水処理問題は今後益々解決されるべき最重要課題になるといえます。

 ところで、現在この水処理問題は様々な形態によって対応されておりますが、その基本理念は、自然浄化の理論でありバイオテクノロジーで在ります。即ち、本来水処理は自然のサイクルの中で過不足無く浄化されて来たものですから、このサイクルを効率よく取り込み、有効に活用し水の浄化を行おうとするものです。

 ところが、現在盛んに行われているバイオフォーカス理論での処理と言われるものは、決してこの自然浄化の理論を正しく実践しているとは言えません。何故なら、余剰汚泥の発生を抑止できていないからです。本来、自然浄化の処理と言うのは過不足無く行われ、そこに余剰汚泥の発生など有り得ません。しかし、現状では人為的に、一定のサイクルの一部を取り出して行われるため、本来過不足無く行われるべき処理のバランスが崩れ、余剰汚泥が発生してしまうのです。多くの水処理において、この余剰汚泥の発生と処理費用の増大は大きな問題であり、水処理は行えてもこれを完全に抑制する事は出来ていません。

 そこで、弊社では浄化の理論を自然のサイクルという観点から再考し、この自然浄化のサイクルを活性化することで、水処理の効率的運用と余剰汚泥の発生を抑止しようと試みました。その結果が、長年にわたる我社の研究の成果と、偉大な諸先生方の幾つかの理論を基に開発された、画期的自然浄化促進剤『ミネロン・シリーズ』です。

 この『ミネロン・シリーズ』は、従来の限定された分野理論の処理剤と異なり、幾つかの固有な理論を水処理の観点から総合的に組み合わせ、しかも自然の摂理と言う基盤を持って開発された処理剤です。

 ですから、『ミネロン』は一日二日と言うような急激な変化は生じません。穏やかに、しかし確実に汚泥相を自然に近付けます。

 即ち、そこにある基本は『自然』なのです。

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